葬儀は文化を反映する

葬儀の地域差について


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葬儀は共同体で運営されていた

葬儀は地方によって違いが大きいものです。もともとは企業によって行われるものでなく地域の共同体によって運営されていたことが背景として考えることができます。また、葬送に対する文化が反映された結果であるともいえます。東京では共同体の力があまりないため、特定の文化というものは薄い印象があります。地方から多数の人間があつまっている地域だけあって、多様な慣習が少しずつ取り入れられたものとなっています。また、新しい形態が反映されるスピードがはやいが、大勢に浸透することもないという複雑な葬儀文化が形成されています。

関西と関東の拾骨について

葬儀のあとは火葬となり拾骨という段になります。福岡県では、遺骨の3分の1程度を各部位から集め骨壷に収めるという形式をとっています。関西では喉仏にあたる部分を「本骨」として扱い、故人の魂の象徴として考えています。つまりこの霊魂を拾い上げることで、体と魂が分離したこととなるので、本骨以外の部位は重視されません。これは日本人の死生観をよく反映したものと考えることができます。関東においては、葬儀のあと全ての骨を収めたあとに遺灰もかき集めて入れます。これは、遺骨を死者そのものととらえていることによります。

葬儀の文化についての情報